コラム

世界の「再生可能エネルギー」事情は?

風力発電

世界の「再生可能エネルギー」事情は?

■ 北米 (米国・カナダ)
経済大国である米国、そしてカナダ。両国で世界の電力生産量の内、なんと21%も占めています。
米国は化石燃料が豊富で、石炭生産量は2014年時点で世界第2位、石油生産は第3位です。
天然ガスに至っては米国が世界第1位でカナダも5位となり昨今はシェールガス・オイルもあります。
資源が豊富な米国であっても、再生可能エネルギーの導入は2013年度で水力を含め13.6%と進んでいます。
特に州政府で公式に目標数値を掲げており、カリフォルニア州では2020年までになんと33%の目標です。
さらに前政権で再生可能エネルギー比率を20年までに現在の2倍以上の20%に引き上げるとしています。


■ 西欧諸国 (ドイツ・スペイン・イギリスなど)
原子力大国であるフランスを始め、東日本大震災以降、原子力の撤廃、依存度を下げる検討が続いています。
西欧諸国には原子力に頼らず発電量を確保できる独自のロシア産天然ガスルートを持っている事が特色です。
しかし、2000年代に入り、ウクライナ情勢の不安定化に伴う深刻な政治的リスクの問題が大きく表面化し、
ロシア産天然ガスに頼ることの無い新たな道への選択を余儀なくされてきました。
そうした中、現在では世界の中で再生可能エネルギーを最も推進している地域として台頭してきました。
各国の政府主導により、メガソーラー・大規模洋上風力など各プラントへの積極的な投資を呼び込み、
ドイツでは太陽光・風力を合わせなんと28.9%、スペイン25.6%、イギリス23.9%、フランスでも6.5%です。
因みに我が国日本における同年の再エネ比率はたったの3.2%です。(2014年度IEA国際エネルギー機関データに基づく)


■ 北欧諸国 (デンマーク・スウェーデン・フィンランドなど)
北欧も西欧と同様再生可能エネルギー導入に意欲の高い地域です。特色は洋上風力の積極導入です。
特にデンマークにおいては、風力発電のみで40.6%を賄っている世界有数の風力発電大国となっています。
風力+バイオマスが主力であるのが、フィンランド18.2%、スウェーデン13.2% であります。
アイスランドは地熱発電が盛んで、28.9% なんと水力と地熱で100%の発電シェアを誇っています。


■ アジア太平洋地域 (中国・インド・その他など)
アジアでは何と言っても中国の再エネ導入が凄まじいペースで伸びている。最新の2016年度データでは、
風力発電が9.3%、太陽光4.9%と、依然石炭火力が65.1%を占めるも優れた導入成果を挙げていると言える。
特に風力発電の発電容量では、世界のなんと30%を占めるトップランナーである。
インドでも2013年のデータによると火力発電が68.2%で再エネが12.3%と前出の中国と類似している。
インドネシアでは、2015年データで再エネが地熱のみの4%と、化石燃料の火力が総勢を占める現状である。
新興国では、再エネ導入のコスト高と資金不足が思うように進まない最大の要因となっています。

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