コラム

世界の風力発電の現状

風力発電

世界の風力発電の現状

今国内でも再生可能エネルギーとして、また太陽光発電投資に代わる新たな投資先として注目を集めている小形風力発電ですが、世界の風力発電の現状と日本の実情を考えて見ましょう。

■世界の風力発電の現状
風力発電は世界各国で活用されており、2014年ではその設備容量は世界の電力需要量の4%に達しているといわれ、2020年には4.5~11.5%に達するという調査もあります。また2013年から2018年までの、風力発電の増加は、12%から15%の伸びが予想されています。
特に中国の伸びは顕著で、2015年の世界の国別風力発電ランキングでは1位中国、2位米国、3位ドイツとなっており特に中国の伸びが顕著になっています。ちなみに日本はどうかといいますと19位と中国、欧米諸国に大きく差をつけられているのが現状です。また洋上風力の導入で英国の増加が特徴的です。風力発電機メーカー市場のシェアは2009年時点でデンマークのヴェスタス社が12.5%で1位、米国のGEエナジー社が12.4%で2位、以下中国の華鋭風電が9.2%、ドイツのエネルコンが8.5%、中国のGoldwindが7.2%、スペインのGamesaが6.7%と続いている現状です。


■日本の現状
日本では欧米諸国に比して普及が進んでいない。理由として、台風に耐えうる風車を施設すると欧米と比較してコストが上がることや、大量の風車を設置できるだけの平地の確保が困難なこと、元々日本ではクリーンエネルギーとして太陽光発電を重視してきた歴史があることなどが挙げられます。また、日本はフランス同様に原子力発電への依存度がすでに大きいために風力への依存傾向は弱く、対照的にアメリカやドイツは原子力発電所の新設を政策的に停止しているため風力発電への依存度を増しています。しかし、東日本大震災以降再生可能エネルギーへの期待は高まっており脱原発への動きが出ているのも事実です。そのため政府は再生可能エネルギーの固定買取制度を導入し、再生可能エネルギーの普及の推進に取り組んでいます。

■なぜ小形風力発電がいいのか
世界では再生可能エネルギーのなかで実は太陽光発電より風力発電の方が普及しています。
日本では特に個人投資家や企業の売電事業においては小形風力発電は実は売電価格も高く必要な土地も少なくてすむのに、台風や落雷などのリスクに対しての知識不足、風況データを分析する専門業者不足などハードルが高いのではという理由から敬遠されていました。
しかし、最近では海外の風車メーカが日本の風土(台風や落雷)の対策をした小形風車を日本向けに販売し始め、また風況データをしっかり分析して事業化できる土地付の分譲を手がける業者が出始めています。
55円/kwhという売電価格は太陽光発電の21円に比べ高いこともあり新たな投資先として注目を集めています。
環境にもやさしくて、発電効率もよく狭い土地でも設置できる小形風力発電は実は国土の狭い日本には実はぴったりの方法なのかも知れませんね。

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